鉄道の魅力的な情報をご紹介します。

谷尾和昭の鉄道ブログ

未分類

東京-大阪間を1時間で結ぶ夢のリニアモーターカー

投稿日:2017年12月26日 更新日:

中央新幹線は、JR東海が2037年に全線開業を予定している、超電導リニアによる新しい路線です。

超電導リニアでは、これまでのような車輪による走行ではなく、磁力で車両を浮上させるというまったく新しいステムを採用しています。それにより、線路との摩擦抵抗をクリア。最高設計速度で505km/hという、高速走行を実現しているのです。

その方式から、「リニア中央新幹線」や「中央リニア」などとも呼ばれています。

もともと、リニアモーターカーの研究が始まったのは、すでに今から50年以上も前の1962年のことでした。その後、1996年からは山梨リニア実験線で走行試験がスタート。2011年までは、先行区間18kmでMLX01による試験が行われてきました。そして、2013年からは営業用車両となるL0系が実験線全区間43kmを走行しています。

L0系の車両は、これまでの東海道新幹線の青と白のカラーリングをそのまま踏襲しています。それでいて、細長く伸びた先頭車両と細いブルーのラインが、よりスピード感や未来感を強調しています。また、車体を角型にしてスペースを確保することで、機能性だけではなくさらなる乗り心地も追求しています。

路線は2014年12月17日に起工式が行われ、まずは2027年に品川-名古屋を結ぶ先行開業が予定されています。その後、2037年までに新大阪駅までの全線開業を、最大8年の前倒しで目指しています。

路線は、甲府から赤石山脈を通る直線の南アルプスルートが採用され、その距離は285.6km。その間に、神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、三重県、奈良県にそれぞれ駅が設置される予定です。

これにより、東京から大阪までを最速わずか67分で往来することが可能になります。これは、じつに航空機の約半分という時間。画期的な交通ルートの誕生となります。

中央新幹線には、こういったスピード化だけではなく、現在の東海道新幹線のバイパスになるという根本的な役割があります。

もともと、すでに開業から半世紀以上を経て東海道新幹線には老朽化が目立っていて、長期運休をともなう改築工事の必要性があるとされていました。それにくわえ、近年では兵庫県南部地震による東海道・山陽新幹線の長期間の不通、あるいは東日本大震災といった災害もありました。それらの経験から、今後予想される東海地震のさいのセーフティネットとしても期待されているのです。

さらに、航空機にくらべてCO2の排出量を3分の1に減らせるなど、地球環境にとって優しいシステムとなっているのもポイントです。

まさに、半世紀以上にわたって育まれてきた、日本の最先端技術の結晶といえるでしょう。

-未分類

Copyright© 谷尾和昭の鉄道ブログ , 2018 AllRights Reserved Powered by micata2.