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京急の線路の幅はなぜJRより広い?

投稿日:2017年10月24日 更新日:

ここで少し、谷尾和昭からマニアックな話題をひとつ。

京浜急行電鉄とJR横須賀線は、ほぼ同じコースを走っています。品川と横浜では、駅から出ずに乗り換えもできます。

一方で、2つの線路はいっさいつながっていません。横須賀や逗子、久里浜にも駅がありますが、こちらは駅自体が離れています。

では、なぜ乗り入れがされていないのでしょうか。

その理由は、線路の幅にあります。

日本の鉄道ではおもに、1,435mmの標準軌と、1,067mmの三六軌間という2種類の軌間が用いられています。

このように分かれているのは、イギリスから技術を導入した名残です。

イギリス本国では世界共通の標準軌を用いていましたが、植民地では三六軌間が採用されました。そのため、日本でも最初は三六軌間が普及していきました。

しかし、時代が下るにつれ、私鉄や新幹線などで標準軌が取り入れられるようになっていったのです。

つまり、標準軌の京急と三六軌間のJRが乗り入れすることは根本的に不可能なのです。

ところが、じつは2つの路線が一部だけつながっているポイントがあります。

それが、京急の神武寺駅付近とJR逗子駅の間です。ここには、鉄道車両を製造する、東急車輛製造の工場があります。

ここから延びた三六軌間の線路は、いったん金沢文庫駅の前で京急に合流します。そこで、その区間ではレールを3本にして、どちらの車両にも対応できるようにしているのです。

標準軌の中に、もうひとつ三六軌間がある状態ですね。

この三線軌条は、京急逗子線を上り、神武寺駅の前まで続きます。その後、車両はJR逗子駅から、全国各地へ運ばれることになります。

いやあ、何とも想像力の広がる話ですね。

マニアックかもしれませんが、鉄道好きにとってこういうポイントは、本当に心をくすぐられます。

もちろん、私、谷尾和昭も三線軌条は体験してきました。興味を持った方は、ぜひこの3本線のレールに注目してみてください。

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